別の未来 2015 2 7

 私が、ロシアを強く非難しないのは、理由があります。
それは、プーチン大統領が倒れれば、別の未来が始まるからです。
 欧米は、プーチン大統領のことを「独裁者だ」と言っていますが、
あれでも、まだ、ましなほうで、
万が一、プーチン大統領が倒れれば、紆余曲折はあるでしょうが、
本物の独裁者が登場します。
その時、欧州の未来は消えていくでしょう。
 第43代ブッシュ大統領は、唐突に、
イランの脅威に対抗するために、
東欧に、ミサイル防衛構想を打ち立てましたが、
やはり、このミサイル防衛構想は「対ロシア」を想定したものです。
 もちろん、プーチン大統領が続く限り、
こうしたミサイル防衛構想は必要ありません。
 あまり詳しく書けませんが、文学的な表現をすれば、
ブッシュ大統領は、うっかり「別の未来」を見てしまったのでしょう。
「今の未来」ではなく、「別の未来」のほうを見たのでしょう。
 未来は分岐していて、同時に存在します。
重なり合うときもあります。
 これは、わかりにくいかもしれませんが、
「ある未来」と「ある未来」が同時に存在していて確定していない、
つまり、重なり合って存在するときがあります。
たとえ確定しても、片方の未来が完全に消えるわけでもありません。
 ロシアを追い詰めなければ、「別の未来」は始まりませんが、
追い詰めれば、プーチン大統領も別人格にならざるを得ないでしょう。
 それから、ロシアは、最近、
空軍という名称を廃止して、「航空宇宙軍」を創設すると発表しましたが、
これには、実に「いろいろな理由」があります。
この理由のひとつが、未来において、明らかになってくるでしょう。



































































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